作成年度 | 2009 年度 |
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論文名 | 鋼床版橋梁の疲労耐久性向上技術に関する共同研究(その2)報告書-SFRC舗装した鋼床版実大供試体の静的および移動輪荷重試験-分冊1/2 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 共同研究報告書 |
巻・号・回 | 第392号 |
発表年月日 | 2010/01/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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橋梁構造研究グループ | 村越潤、梁取直樹、宇井崇 |
抄録 |
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既設鋼床版のデッキプレートとUリブとの溶接に発生がみられる疲労き裂に対して、補修補強技術の開発を目的とした「鋼床版橋梁の耐久性向上技術に関する共同研究(その2)」を平成16年度から実施している。 当該疲労き裂に対する補修補強策として、本共同研究では鋼繊維補強コンクリート(SFRC)舗装の適用について検討した。既設のアスファルト舗装を剛性の高いSFRC舗装に置き換えてデッキプレートと合成させることによって、疲労挙動に係わる鋼床版の局部応力の大幅な低減を図るものである。 本報告書は、実大鋼床版供試体を用いた静的載荷試験および移動輪荷重試験の結果をとりまとめたものである。静的載荷試験ではSFRC舗装前の鋼床版の応力性状を計測するとともに、舗装後の応力低減を確認した。また、供試体のSFRC舗装のデッキプレートへの接合方法として接着剤タイプとスタッドタイプを用いて両者の挙動を比較した。移動輪荷重試験による繰返し載荷の結果、供試体の応力等の挙動は若干の変化を生じたが、応力低減効果は保持されることを確認した。 |