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 自然環境を保全するダム技術の開発

作成年度 2012 年度
論文名 自然環境を保全するダム技術の開発
論文名(和訳) Research on Efficient Construction and Redevelopment of Dams Considering Surrounding Environment
論文副題
発表会
誌名 土木研究所報告
巻・号・回 第218号
発表年月日 2013/01/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
水工研究グループ安部友則、吉田等、山口嘉一、佐々木隆、岩下友也、佐々木晋、切無沢徹、 渡辺博志、片平博、伊佐見和大、佐々木靖人、倉橋稔幸、矢島良紀、吉田直人、箱石憲昭、宮脇千晴、海野仁、福島雅紀、櫻井寿之、星野公秀
抄録
 ダムは、建設時の地形改変や完成後の堆砂など、自然環境にさまざまな影響をおよぼす。そのため、持続可能な国土の保全と利用を実現するために、ダム事業全般、すなわちダムの設計、施工、管理にわたって自然環境と調和のとれたダムの整備技術と健全な流砂系の保全技術の開発が求められている。そこで、本重点プロジェクト研究では、ダム事業全般にわたって自然環境への負荷を最小にするための研究を実施した。新たな構造型式のダム技術として、底部に空洞を有し洪水時のみ水を貯留する流水型ダムの設計法、現地発生材を極力調整しないでセメントと水を混合したCSG 材でダムを建設することにより建設材料の有効利用をはかる台形CSG ダムの設計・施工管理技術を開発した。また、大規模な掘削や捨土によるダム貯水池周辺の地形改変を少なくするために、コンクリート骨材としての品質基準を満足しない規格外骨材(廃棄岩)の利用技術、基礎岩盤内弱層の強度を適正に評価する手法を開発した。さらに、水系一貫した土砂移動の連続性を確保するために、ダム貯水池の堆砂を下流河川に供給する土砂制御技術、貯水池および下流河川における土砂移動の予測手法を開発した。
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