作成年度 | 2012 年度 |
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論文名 | 共同型バイオガスプラントを核とした地域バイオマスの循環利用システムの開発に関する研究 |
論文名(和訳) | DEVELOPMENT OF A LOCAL BIOMASS RECYCLING SYSTEM BASED ON A CENTRALIZED BIOGAS PLANT |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 土木研究所報告 |
巻・号・回 | 第218号 |
発表年月日 | 2013/01/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地農業基盤研究グループ | 秀島好昭、横濱充宏、大深正徳、石田哲也、桑原淳、大岸譲、大久保天、煤孫英雄、池田晴彦、細川博明、主藤祐功 |
抄録 |
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北海道の北部・東部では、大規模な土地利用型の酪農経営が行われ、その関連産業である乳業工場等が進出し、酪農村が形成されている。この地域からは膨大量の家畜ふん尿が排出され、さらに、乳業工場等からの有機廃製品や生活系からも多くの有機性廃棄物が排出されるが、その処理と有効利用が大きな課題となっている。 この解決策の一つとして、家畜ふん尿を主原料、他の有機性廃棄物を副資材として共同型バイオガスプラントにおいて嫌気発酵処理することにより生成した消化液を肥料として還元利用し、さらに、バイオガスをエネルギーとして利用する技術の開発が求められている。 このことから、グリーン・イノベーションの具現化を目指すシステムのモデル構築を目標に、バイオマスの資源化・エネルギー化技術の開発や効率的搬送手法の解明、さらに、バイオマス起源の生成物を地域で効率的に利用する革新技術の開発を行った。 また、酪農村では既に個別による好気処理や嫌気処理による液肥施用が行われているが、その生産環境改善効果等を共同型嫌気発酵処理技術に関する成果と対照することにより、地域に最良なバイオマスの循環利用方法の提案を行った。 |