作成年度 | 2011 年度 |
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論文名 | 地中無線通信技術を応用した変位計の開発 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第46回地盤工学研究発表会 |
誌名 | 第46回地盤工学研究発表会 平成23年度発表講演集 |
巻・号・回 | 46 |
発表年月日 | 2011/07/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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坂田電機(株) | 樋口佳意 |
坂田電機(株) | 後藤知英 |
坂田電機(株) | 永江祐 |
土木研究所土砂管理研究グループ地すべりチーム | 武士俊也 |
土木研究所土砂管理研究グループ地すべりチーム | 千田容嗣 |
抄録 |
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応急緊急対応が求められる地すべり災害現場では,地すべり移動量などに関する客観的な計測データに基づいた判断が求められる.しかしながら,地すべり土塊が泥濘化している等、地すべり地への立入りが困難なため計測機器では設置できない,移動量が大きい地すべりの場合、地盤伸縮計ではすぐに計測不能になるという課題は依然として残されている.そこで,筆者らは,空港やフィルダムなどの埋設計器に利用されている地中無線通信技術に着目し,その通信信号強度の距離減衰特性を応用した変位計を開発した.開発した変位計は,地盤伸縮計(地すべり計)のようにインバー線,保護管,それらの支柱などを必要とせず,インバー線の張替え等も不要となるため,応急緊急災害現場での迅速な設置ができ,土砂に埋没しても計測を続けることができる特長を持つ.今回開発した変位計に対して各種の性能実験を行ったところ,概ね良好な結果が得られたので報告する. |