作成年度 | 2011 年度 |
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論文名 | 貯水池からの土砂供給について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 研究集会2011 |
誌名 | 環境水理部会研究集会 |
巻・号・回 | 2011 |
発表年月日 | 2011/07/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水理チーム | 櫻井寿之 |
水理チーム | 箱石憲昭 |
抄録 |
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堆砂対策はダム貯水池における古くからの課題である。また、近年では、ダム下流河川の河床環境の変化や海岸侵食などの問題から流砂の連続性を回復させることが求められている。これまでにも、掘削(貯砂ダム)、浚渫、排砂設備、土砂バイパス、下流への置土等の対策が実施されてきており、一定の効果を発揮してきている。しかしながら、多くの貯水池に適用するためには、コスト的な課題や適用条件、土砂供給の量やタイミングなどの課題があると考えられる。そこで、各方面で新しい土砂供給手法(排砂手法)の開発が進められているが、これらの手法は現在のところ、実際の貯水池での実用化には至っていない。これには技術開発が成熟されていないことも一因ではあるが、貯水池上下流の関係者の土砂供給に関するコンセンサスの形成が難しいことも原因と考えられる。そこで、本稿では、上述のような新しい土砂供給手法の利用も念頭に置いて、貯水池からの土砂供給のあり方について案を示す。 |