作成年度 | 2011 年度 |
---|---|
論文名 | 霞ヶ浦における沈水植物移植生育実験 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 河川技術に関するシンポジウム |
誌名 | 河川技術論文集 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2011/07/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
河川生態チーム | 大寄真弓 |
河川生態チーム | 矢島良紀 |
河川生態チーム | 佐貫方城 |
河川生態チーム | 三輪準二 |
抄録 |
---|
1980年代半ばから後半かけて沈水植物が消失したと言われている霞ヶ浦において、沈水植物を再生させる目的で、移植生育実験を実施した。実験は、西浦左岸の3地点で行った。単列配置、千鳥配置という異なる形状の消波構造物の背後水域2地点及び、消波構造物のない1地点において、ササバモ、クロモ、ホザキノフサモの3種類の沈水植物を、3通りの植え方で移植し、生育状況をモニタリングした。消波構造物のない地点では、移植した沈水植物の定着は困難であったが、消波構造物のある地点においては、沈水植物は定着し、その後周辺に拡大し群落となった。この実験結果から、現在の霞ヶ浦の水質、透明度等の諸条件下においても、消波構造物の背後水域では、移植した沈水植物の生育、定着が可能であることが明らかになった。 |