作成年度 | 2011 年度 |
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論文名 | 砂質土堤防の浸透による破壊形態と土質定数に関する大型模型実験 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 2011年度河川技術に関するシンポジウム |
誌名 | 河川技術論文集 |
巻・号・回 | 第17巻 |
発表年月日 | 2011/07/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土質・振動チーム | 齋藤 由紀子 |
元土質・振動チーム | 森 啓年 |
土質・振動チーム | 佐々木 哲也 |
抄録 |
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降雨や河川水の浸透によって発生する河川堤防の浅い内部侵食や深いすべりについて、その発生メカニズムや発生条件を明らかにし、高精度な要対策区間の抽出、効率的な堤防強化工法の設計の実施を目的に、土質、締固め度、のり面勾配等の条件を変えて模型実験を実施した。すべりの発生条件について、一般全応力法の円弧すべり計算で考察したところ、すべり面で発揮される土質定数に現行手法で用いられる非排水強度を用いると、安全側の評価になることが確認された。一方、土質定数に排水強度を用いた場合、透水性の高い堤防については、円弧すべり安全率とすべりの発生状況が一致する傾向にあった。破壊時における排水条件を考慮の上、適切な土質定数を設定することにより、より高精度な安全性評価、対策設計の合理化がはかれると考えられる。 |