作成年度 | 2011 年度 |
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論文名 | 表層崩壊対策における部分補強効果に関する実験的検討(その1) |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 土木学会第65回年次学術講演会 |
誌名 | 土木学会第65回年次学術講演会 |
巻・号・回 | 第66回 |
発表年月日 | 2011/09/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土質・振動チーム | 加藤俊二 |
土質・振動チーム | 佐々木哲也 |
土質・振動チーム | 榎本忠夫 |
抄録 |
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道路のり面・斜面災害の約8割が斜面の表層部の崩壊によるものである1)。直轄国道における災害報告を見ると、表層崩壊に分類される災害形態は、土砂崩壊(崩落)あるいは土砂流出に分類される。前者はある程度まとまった土砂量で発生した場合には復旧に比較的長い通行止めを伴うのに対し、後者は泥水のような状態で道路を汚すように発生するが土砂量は少量であるため、路面清掃程度の短期で交通開放が行われる。限りある予算の中で防災対策を進めて行くには、すべての斜面に抜本的な対策を行うことは困難であり、通行規制やリスク低減を図るような暫定補強による段階的対応も必要となる。暫定補強では、斜面の崩壊挙動を踏まえて効率的に崩壊を抑制し、かつ万が一災害に至っても土砂流出程度の軽微な災害となるような対策を行い、点検・監視を併用しながらリスク管理を行っていくことが求められる。本報は、斜面の表層崩壊を対象とした部分補強効果に関する実験検討の経過状況を報告するものである。 |