作成年度 | 2011 年度 |
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論文名 | 人工藻を用いた湖岸域再生可能性について -人工藻による水質改善実験とその活用- |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第39回環境システム研究論文発表会 |
誌名 | 第39回環境システム研究論文発表会 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2011/10/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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独立行政法人土木研究所水環境研究グループ自然共生研究センター | 大石哲也 |
独立行政法人土木研究所水環境研究グループ自然共生研究センター | 小野田幸生 |
独立行政法人土木研究所水環境研究グループ自然共生研究センター | 萱場祐一 |
抄録 |
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沈水植物は、湖沼環境の維持において重要な役割をになっている。しかし、富栄養化した浅い湖沼や池では、透明度の減少や底質攪乱により生長が困難となっており、池岸・湖岸域の環境を復元するための何らかの手立てを行う必要が生じている。本研究では、沈水植物の有・無、人工藻を加えた3系の比較によって相対的に水質へ与える影響について実験検討を行うと共に、池岸・湖岸再生へ向けた人工藻の活用について提案を行った。結果として、人工藻は、人工藻に付着する微生物の作用により物質収支に変化が起こり、植物プランクトン量の減少、POC濃度(>94μm)の上昇が生じていることが伺えた。人工藻の利用により、植物プランクトン量が減少すれば、透明度の向上が期待でき、池や湖のより深い箇所まで光が届き、土壌中の埋土種子等により発芽が期待できる。 |