国立研究開発法人土木研究所

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発表 可搬型3.95MeVXバンドライナックX線源による橋梁その場検査

作成年度 2011 年度
論文名 可搬型3.95MeVXバンドライナックX線源による橋梁その場検査
論文名(和訳)
論文副題
発表会 理研から発信する中性子利用の新たな展開、ものづくり産業利用に向けた小型中性子源の開発
誌名 理研から発信する中性子利用の新たな展開、ものづくり産業利用に向けた小型中性子源の開発
巻・号・回
発表年月日 2011/11/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻上坂充
東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻金海峰
東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻金明
東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻藤原健
東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻、東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻、東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻、(株)アキュセラ、(株)アキュセラ、(株)アキュセラ、(株)アキュセラ、構造物メンテナンス研究センター朱海涛、土橋克広、出町和之、田辺英二、草野譲一、中村直樹、山本昌志、木村嘉富
抄録
 1950年代からの橋梁建設の急激な増加に伴い近年高齢化した橋梁が急激に増加し、橋梁の突然の落橋、床版の抜け落ちなどが問題になっている。一方、PC(Prestressed Concrete)橋についてはコンクリート内鋼材断面積減少率と耐荷力低下率が線形比例していることが分かっている。また、平成17年からの「放射線同位元素等による放射線障害の防止に関する法律」の改正により一時的に戸外へ持ち出しが可能な1MeV以上のX線非破壊検査装置として4MeV未満のライナックが可能になった。 現在、現場でのコンクリート材非破壊検査方法が多数開発されているが、これらの方法についてはそれぞれ問題点があり、実際はほとんど金槌などで橋梁を叩き、そこで発生した音から橋梁の状態を判断している。 そこで我々は、可搬型3.95MeVXバンドライナックX線源によるPC橋梁の非破壊検査システムを開発した。Xバンド周波数帯は従来よく用いられてきたSバンド周波数帯の1/4波長の高周波であり、Sバンドに比べて加速効率がよく波長が短いため高周波機器が小さくなるという利点がある。本研究では3.95MeVXバンドライナックX線源によりコンクリート材の内部鉄筋の状況を調べることにより橋梁の耐荷性の評価を行う。
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