作成年度 | 2012 年度 |
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論文名 | 2時期の航空レーザー測量による地表地震断層周辺の変位量分布の推定- 2011年4月11日福島県浜通りの地震に伴う事例- |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 応用地質 |
巻・号・回 | 53 |
発表年月日 | 2013/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土木研究所地質チーム | 品川俊介 |
土木研究所地質・地盤研究グループ | 阿南修司 |
土木研究所地質チーム | 佐々木靖人 |
国際航業株式会社 | 向山栄 |
国際航業株式会社 | 本間信一・小林容子 |
抄録 |
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地表の変位量分布を推定する新たな手法である,地震前後に取得された2時期の航空レーザー測量データを用いた,数値標高モデルの差分解析手法を,2011年4月11日福島県浜通りの地震に伴う地表地震断層発生域に適用した.エラーデータを除去した解析結果は,おおむね真の断層変位量に近い値を示しているものと考えることができる.また,断層変位量のみならず,やや広域の地塊運動(傾動など)や地震動に伴う地盤の沈下現象を示唆する結果も得られた.これらは従来一般に行われてきた地震直後の現地調査では明らかにすることが困難であり,今後の調査における活用が期待できる. |