作成年度 | 2012 年度 |
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論文名 | 東北地方太平洋沖地震の観測地震動を考慮したロックフィルダムの震力係数 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第47回地盤工学研究発表会 |
誌名 | 第47回地盤工学研究発表会講演集 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2012/07/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水工研究グループ水工構造物チーム | 青井克志 |
(財)ダム技術センター(前)土木研究所 | 山口嘉一 |
水工研究グループ水工構造物チーム | 佐藤弘行 |
水工研究グループ水工構造物チーム | 坂本博紀 |
抄録 |
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1991 年に「フィルダムの耐震設計指針(案)」が発刊され,堤高100m 程度以下のフィルダムを対象に修正震度法による耐震設計方法が提案された.指針(案)では,1980 年代以前の8 地震動を用いて算定された震力係数を導入することより地震荷重の鉛直分布を考慮しているが,その後,1995 年の兵庫県南部地震をはじめとする大規模な地震が頻発し,ダムサイトにおいて多くの最大加速度の大きい地震動記録が収集されている.このような状況に鑑み,修正震度法に基づくフィルダムの合理的な設計法の提案を目的とし,既往の研究においては1966 年から2008 年に観測されたダムサイトの地震動記録を用い,修正震度法における震力係数の見直しを行ってきている.しかし,2011 年3 月にMw9.0 の巨大地震である東北地方太平洋沖地震が発生し,ダムサイトにおいて多くの地震動記録が収集された.本論文では,既往の地震動記録を用いた震力係数と,東北地方太平洋沖地震の地震動記録も含めた震力係数を比較し,考察を行う. |