作成年度 | 2012 年度 |
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論文名 | 平成24年3月7日新潟県上越市板倉区国川地区で発生した融雪地すべり |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 日本地すべり学会誌 |
巻・号・回 | 49、№6 |
発表年月日 | 2012/11/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土木研究所雪崩・地すべり研究センター | 畠田和弘 |
土木研究所雪崩・地すべり研究センター | 木村 誇 |
土木研究所雪崩・地すべり研究センター | 丸山清輝 |
土木研究所雪崩・地すべり研究センター | 野呂智之 |
日本工営(株)長野事務所(前交流研究員) | 中村明 |
抄録 |
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新潟県上越市で発生した国川地すべりについて、資料整理、現地調査、地形判読を行った。その結果を以下に示す。① 国川地すべりの発生誘因として,融雪水量が2月下旬以降の気温上昇に伴って急激に増加したことが考えられる。② 発生斜面の直下は緩勾配の水田だったが,発生時には積雪が多く残っていた。移動土塊は積雪に拘束されることにより,エネルギーを周囲に拡散することなく前進したと考えられる。③ 地すべり移動で押し出された積雪が移動土塊からの排水を阻害し,滞留した地下水が地すべり移動を助長したと考えられる。④ 国川地すべりの発生斜面は,大規模地すべり地形の側部に当たり,古期地すべり地形の一部が再滑動したものである。 |