作成年度 | 2012 年度 |
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論文名 | 加熱式地下水検層による地すべり地の地下水調査 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 日本地すべり学会誌 |
巻・号・回 | 49、№5 |
発表年月日 | 2012/09/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土木研究所雪崩・地すべり研究センター | 丸山清輝 |
日本工営(株)長野事務所(前交流研究員) | 中村明 |
土木研究所雪崩・地すべり研究センター | 野呂智之 |
抄録 |
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加熱式地下水検層は地すべり斜面における水みちの深度を調査する方法であり、現在用いられている地下水検層(以後食塩検層とする)に比べて省力化した調査法である。調査ではボーリング孔内の地下水面下にセンサを1cm/secの速度で下降させながら、地下水温、地下水を加熱するヒータ温、加熱された地下水温を計測し、それらのデータを整理して水みちを調査する。本文では、加熱式地下水検層の水槽での性能確認試験と現地適用試験結果について示した。水槽による性能確認試験では、加熱式地下水検層により計測された温度データを加熱率に変換したことで、水みちの深度と概略的な流量が求められることが確認された。また、現地適応試験では、各温度センサで計測された温度を考案した加熱率に変換することで、水みちの判定が容易になることが確認された。 |