国立研究開発法人土木研究所

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発表 微生物代謝により固化させた砂供試体のせん断特性と透水性

作成年度 2012 年度
論文名 微生物代謝により固化させた砂供試体のせん断特性と透水性
論文名(和訳)
論文副題
発表会 全地連技術フォーラム2012
誌名 全地連「技術フォーラム2012」講演集
巻・号・回 全地連「技術フォーラム2012」講演集
発表年月日 2012/09/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
川崎地質株式会社(元土質・振動チーム交流研究員)塚本 将康
土質・振動稲垣 由紀子
土質・振動石原雅規
土質・振動佐々木哲也
抄録
炭酸カルシウム法により固化した豊浦砂の透水性と力学特性の関係を調べた結果、透水性については炭酸カルシウム析出量が多くなるにつれて漸減したものの、実験期間中においては、その低下の程度は小さいものであった。また、力学特性については炭酸カルシウム析出量が多くなるにつれて、軸ひずみの小さな領域での主応力差-軸ひずみ曲線の傾きが増加し、最大主応力差は著しく増加した。これらの結果から、炭酸カルシウム法は、強度改善とともに透水性を低下させる既存の地盤改良技術に比べ、地下水流動をほとんど阻害することなく地盤の強度改善が可能な技術として期待できることが示唆された。
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