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発表 日本で観測された雪崩破断面の積雪構造について

作成年度 2012 年度
論文名 日本で観測された雪崩破断面の積雪構造について
論文名(和訳)
論文副題
発表会 2012年度 日本雪氷学会北信越支部研究発表会・製品発表検討会
誌名 雪氷北信越
巻・号・回 32
発表年月日 2012/06/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
土木研究所雪崩・地すべり研究センター池田慎二
土木研究所雪崩・地すべり研究センター野呂智之
日本雪崩ネットワーク出川あずさ
抄録
雪崩の発生には積雪構造が関与していることは古くから経験的に知られており、現場で雪崩対策に従事している人々の間ではそれらの知識が活用されてきた。近年では、これらを統計的に扱う研究も行われ、構造的脆弱性という言葉が用いられるようになっている。このような取り組みにおいては、弱層の位置(深さ)、弱層の厚さ、弱層とその上下の層の硬度差および粒度差、弱層のタイプ(持続型または非持続型)といった項目に着目されるが、これらは気候の異なる地域においても共通性がみられるといわれている。ただし、弱層の種類に着目すると、それらの出現頻度は気候と関連して地域的な特徴が現れることが指摘されている。本発表では、限られた数ではあるが、雪崩破断面において実施された観測結果を基にして日本の山岳地において観測された雪崩破断面の積雪構造の特徴について検討した。
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