作成年度 | 2012 年度 |
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論文名 | 連続体モデルを使用した数値シミュレーションによる全層雪崩事例の運動解析 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 土木技術資料 |
巻・号・回 | 54(5) |
発表年月日 | 2012/05/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土木研究所雪崩・地すべり研究センター | 池田慎二 |
土木研究所雪崩・地すべり研究センター | 伊東靖彦 |
土木研究所雪崩・地すべり研究センター | 野呂智之 |
奥山ボーリング(株) | 田中頼博 |
奥山ボーリング(株) | 林一成 |
抄録 |
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大規模な斜面においては、雪崩対策にあたって雪崩予防柵等の発生区対策よりも雪崩防護工等の走路・堆積区対策の方がコストや自然環境への影響などにおいて有利な状況も多い。しかし、雪崩の流下経路や幅、厚さといった走路・堆積区における雪崩対策施設の計画における重要な設計諸元については、経験的な手法に基づいて設定することが多く、合理的な手法が確立していない。例えば、雪崩の高さは発生区での初期層厚が流下距離によって一律に増加するものとするため、対策施設の規模が大きくなりやすい。また、雪崩の層厚を決定する計算手法が一次元地形で行われるため、例えば谷幅の広がりによる層厚の変化などは考慮されていない等の問題点がある。このように、適切な設計諸元を設定することが難しいため、走路・堆積区における雪崩対策施設の選定事例が少なく、大規模斜面への雪崩対策が進まない原因の一つになっている。このような問題に対処するため、雪崩・地すべり研究センターでは、近年土石流や地すべりなどを対象とした分野で発達が見られる数値シミュレーション技術の雪崩に対する適用性について検討している。ここでは、全層雪崩事例の解析結果について報告した。 |