作成年度 | 2012 年度 |
---|---|
論文名 | スラブ(雪崩層)の強度を考慮した積雪安定度の検討(その2)-1冬期間における安定度の試算- |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第28回寒地技術シンポジウム |
誌名 | 寒地技術論文・報告集 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2012/10/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
雪崩・地すべり研究センター | 池田慎二 |
富山高専 | 勝島隆史 |
土木研究所雪崩・地すべり研究センター | 伊東靖彦 |
森林総研 十日町試験地 | 竹内由香里 |
雪崩・地すべり研究センター | 野呂智之 |
抄録 |
---|
斜面積雪の安定性を評価する際の指標として積雪中の弱層のせん断強度と弱層の上載積雪荷重によってもたらされる斜面方向の応力の比である積雪安定度(SI)が提案されている(たとえばRoch, 1966,Perla, 1977等).しかし,雪崩が発生する際には,弱層におけるせん断破壊のみでなく,スラブ(雪崩層)の四方(上部破断面,左右の側部破断面,下部破断面)において破壊が起こる.スラブ(雪崩層)の強度を考慮した積雪安定度については,池田ほか(2011)において検討が行われているが,検討に用いられたのは1事例の断面観測データのみである.そこで,本研究においては1冬期間にわたってスラブの強度を考慮した安定度を計算し,従来のSIと比較することによってその有用性について検討した. |