作成年度 | 2012 年度 |
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論文名 | 軟弱地盤上に施工した低改良杭への応力集中の要因に関する遠心模型実験 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第47回地盤工学会研究発表会 |
誌名 | 第47回地盤工学研究発表会講演集 |
巻・号・回 | 47 |
発表年月日 | 2012/07/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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地質・地盤研究グループ 施工技術チーム | 小橋秀俊 |
堤祥一 | |
阪上最一 |
抄録 |
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近年、軟弱地盤にて高盛土を施工する場合、従来の法尻ブロック改良よりも改良率を下げた、ALICC工法を始めとする、低改良率による深層混合処理工法(図-1)が、工期や低コスト化の観点から日本各地で施工されている。これらの低改良率による深層混合処理工法は、盛土が立ち上がる(盛土荷重が大きくなる)につれて、盛土荷重が改良杭に集中する現象(改良杭への応力集中)が起きることが工法成立の前提条件となっており、その現象をモデル化したものが設計式として用いられている。しかしながら、改良杭への応力集中に影響を与える要素や、その詳細なメカニズムについては、充分に解明されていないのが現状であり、モデルの適用限界や現場・盛土条件などの制約なしに用いられることで、盛土の不同沈下や改良杭の傾斜、周辺地盤の側方流動などを誘発する懸念が考えられる。そのため、改良杭への応力集中に影響を与える主な要因として、①盛土材の条件(C、φ)、②改良杭の大きさ(杭径)、③軟弱地盤の強度に注目する形で遠心模型実験を行い、それぞれの要因が改良杭への応力集中に与える影響の度合いの把握を行った。 |