作成年度 | 2012 年度 |
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論文名 | 臨界屈折角近傍に調整した超音波斜角探触子による鋼床版デッキ進展き裂の探傷法の検討 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 土木学会論文集A1(構造・地震工学) |
巻・号・回 | Vol.68,No.2 |
発表年月日 | 2012/08/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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橋梁構造研究グループ | 村越潤 |
橋梁構造研究グループ | 高橋実 |
菱電湘南エレクトロニクス(株)検査計測事業部システム部 | 小池光裕 |
三菱電機(株)情報技術総合研究所アンテナ技術部波動素子グループ | 木村友則 |
抄録 |
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近年、交通条件の厳しい鋼床版橋においてデッキプレートとU型の縦リブの溶接ルート部を起点とするデッキプレートを貫通するき裂が報告されている。このき裂は、目視点検では確認困難な部位に発生することから、き裂の有無や進展状況を把握するためには超音波探傷等の非破壊検査技術を適用する必要がある。本研究では、鋼床版デッキプレート内に進展する浅いき裂の検出を目的として、超音波の入射角を臨界屈折角近傍に調整した横波斜角探触子に着目し、探傷結果の信頼性の向上を目指した探傷法の検討を行った。現場の探傷条件に応じた感度補正方法を提案し、き裂を模擬した試験体や実橋鋼床版等の探傷試験の結果を踏まえて、感度補正の効果を検証するとともに、同探傷法が浅いき裂に対して高い検出性能を有することを示した。 |