作成年度 | 2012 年度 |
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論文名 | 平成23年東北地方太平洋沖地震で発生した流動化地すべりの地形と地震波載荷試験 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 平成24年度砂防学会研究発表会 |
誌名 | 平成24年度砂防学会研究発表会概要集 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2012/05/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土木研究所雪崩・地すべり研究センター | 丸山清輝 |
土木研究所雪崩・地すべり研究センター | 中村 明 |
土木研究所雪崩・地すべり研究センター | 野呂智之 |
抄録 |
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地震が誘因となって起こる地すべりについて、地すべりの流動性を規定する要因と流動化する地すべりの発生機構を検討するため、平成23年3月11日の東北地方太平洋沖地震により発生した3箇所(栃木県那須烏山市藤田地区、福島県白河市北ノ入地区、同葉ノ木平地区)の地すべりを対象に、地震前後の地形解析を行うとともに、それらの地すべり地で採取された試料を用いて地震波載荷試験を行った。以下に、その結果を示す。(1) 3箇所の地すべりは、リニアメント周辺の脆弱な斜面で発生したために土塊が高い流動性を持っていたことに加えて、土塊は谷や凹形状に移動方向を制約されながら斜面を流下することで移動速度が増大し、その結果、堆積区での土塊の到達範囲が延長された可能性が高い。 (2)地すべり土塊の地震波載荷試験では、地震動によって斜面内の過剰間隙水圧が増大し、土塊のせん断強さが著しく低下したことが確認され、地すべりが流動化した要因のひとつと考えられた。 |