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論文投稿 低炭素社会に貢献する舗装技術-低燃費舗装のCO2排出量削減効果の試算等-

作成年度 2012 年度
論文名 低炭素社会に貢献する舗装技術-低燃費舗装のCO2排出量削減効果の試算等-
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名 土木技術資料
巻・号・回 55巻
発表年月日 2012/04/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
土木研究所川上篤史
土木研究所新田弘之
土木研究所寺田剛
土木研究所久保和幸
抄録
近年、地球温暖化対策や省エネルギー対策へのニーズの高まりを背景として、低炭素社会に貢献する舗装技術(以下、低炭素舗装技術)が注目されている。日本道路協会「環境に配慮した舗装技術に関するガイドブック」では、低炭素舗装技術として加熱アスファルト混合物の製造温度低下技術(中温化技術など)、リサイクル技術、長寿命化技術等が挙げられている。中でも、中温化技術は平成22年に「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」(グリーン購入法)の公共工事における特定調達品目として指定され、より積極的な取り組みが行われている。一方、 環境ガイドに挙げられていない新たな低炭素舗装技術として、自動車のタイヤの転がり抵抗を小さくすることによって、燃費を向上させ自動車からのCO2排出量を低減する舗装技術(以下、低燃費舗装)の研究2)、3)が行われている。低燃費舗装のメカニズムは、舗装構造の剛性、平たん性、路面テクスチャなど考えられるが、まだ影響要因が明らかになっていないとともに、道路から排出されるCO2に対する影響の程度等、まだ検討事例も少ないのが現状である。本稿では、以下の2点について検討した結果について報告する。(1)低炭素舗装技術の体系的整理および中温化技術の国内外における普及・開発状況の整理(2)低燃費舗装の効果の把握のための自動車等から排出されるCO2を考慮に入れたライフサイクルCO2評価
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