| 作成年度 | 2012 年度 |
|---|---|
| 論文名 | 土木構造用FRPへのカビ等の付着について |
| 論文名（和訳） | |
| 論文副題 | |
| 発表会 | 第4回FRP複合構造・橋梁に関するシンポジウム |
| 誌名 | 第4回FRP複合構造・橋梁に関するシンポジウム講演概要集 |
| 巻・号・回 | 第4巻 |
| 発表年月日 | 2012/11/01 |
| 所属研究室／機関名 | 著者名（英名） |
|---|---|
| 独立行政法人土木研究所 | 西崎 到 |
| 独立行政法人土木研究所 | 冨山 禎仁 |
| 抄録 |
|---|
| 土木構造用として使われるFRPの表面は，経年による見かけ上の変化が認められることが多いが，材料の化学的な劣化や物理的な劣化の他に，カビなどの生物の付着に起因することが疑われる場合がある．しかし，これまでその調査研究の例や実態はあまり知られていない． 筆者らは比較的長期間屋外に置かれていたFRPの表面に認められた，カビなどの付着が疑われる構造物や供試体について，肉眼，顕微鏡観察などの手法により調査を行い，その形態や生物などの種類について分類を行った．その結果見かけの形態からは，①黒色点状の変色，②黒色汚れ状の変色，③茶褐色粉状の変色，④黒茶色点状の変色の4種類に分類できた．実体顕微鏡による観察ではこのうち①はカビによるもの，④はカビによるものではないと考えられたが，②および③については判断が出来なかった．生物顕微鏡による観察では，②および③もカビなどの微生物によるものであることが示唆される結果となった． |
