作成年度 | 2012 年度 |
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論文名 | 小型供試体による曲げ試験特性と中温化混合物の評価 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第67回土木学会全国大会 |
誌名 | 第67回土木学会年次学術講演会講演概要集(CD-R) |
巻・号・回 | V-362 |
発表年月日 | 2012/09/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土木研究所 | 新田弘之 |
土木研究所 | 川上篤史 |
土木研究所 | 西崎到 |
抄録 |
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アスファルト混合物製造時の二酸化炭素排出低減を目的として,中温化技術の適用事例が最近増えてきている.供用性についての調査も行われつつあるが,事例がまだ少なく長期供用性の確認は今後も引き続き必要と考えられる.比較的供用初期に現れる破損については,これまで施工されたものの中からも確認が進んでいるものと考えられるが,ひび割れのような破損はある程度長期の供用を待たないと把握できない.このため,室内試験での評価が欠かせない.低温ひび割れなどに関係する室内試験には「舗装調査・試験法便覧 B005曲げ試験」(以下,B005)があり,低温でのひずみ量の把握や脆化点の評価ができる.本試験は,これまで一定温度でのひずみ量を評価するのに利用されることが多く,多くの供試体を必要とする脆化点の評価にはあまり利用されていない.混合物の低温時の性状評価に脆化点など情報は有用と考えられ,より試験労力を軽減した方法が必要と考えられた.そこで,試験の労力の軽減や,現場の切り取り供試体などにも適用できる小型供試体による曲げ試験を検討しその特性を把握するとともに,これによる中温化混合物の評価を行ったので報告する。 |