作成年度 | 2012 年度 |
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論文名 | 炭素繊維シート巻立て補強コンクリートの屋外耐久性に関する検討 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第4回FRP複合構造・橋梁に関するシンポジウム |
誌名 | FRP複合構造・橋梁に関するシンポジウム講演論文集 |
巻・号・回 | 第4巻 |
発表年月日 | 2012/11/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土木研究所 | 冨山禎仁 |
Université de Sherbrooke | Pierre LABOSSIERE |
Université de Sherbrooke | Kenneth W. NEALE |
Université de Sherbrooke | Marc DEMERS |
土木研究所 | 西崎 到 |
抄録 |
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炭素繊維シート巻立て工法の長期耐久性に関する知見を得るために,積雪寒冷地のシェルブルック(カナダ),亜熱帯気候の沖縄県大宜味村,温暖な茨城県つくば市の3箇所で,最長10年間の屋外暴露試験を実施した.供試体は無筋コンクリートの中実円柱(直径150mm×高さ300mm)を母材とし,無補強のもの,異なるメーカーより入手した2種類の炭素繊維シートでそれぞれ巻立て補強したもの,補強材の表面にさらにアクリルウレタン樹脂塗料上塗を塗装したものとした.所定の期間暴露後,その圧縮強度を評価した結果から,無塗装の補強材ではマトリックス樹脂の黄変や減耗といった変状が顕著に生じたが,その補強効果に対する影響は極めて小さく,いずれの供試体とも10年間暴露後においてもほぼ初期の強度を維持していることが明らかとなった。 |