作成年度 | 2011 年度 |
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論文名 | 外力が作用するトンネルの健全度に関する解析的考察 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第66回年次学術講演会 |
誌名 | 第66回年次学術講演会講演概要集 |
巻・号・回 | Vol.66, 第6部門 |
発表年月日 | 2011/09/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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トンネルチーム | 砂金伸治 |
トンネルチーム | 角湯克典 |
道路技術研究グループ | 真下英人 |
抄録 |
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道路トンネルの維持管理にあたっては,各種の基準類1)~2)に基づいて点検や調査等が実施されている.点検や調査を通じてトンネルにひび割れ,うき・はく離,はく落,そして巻厚不足といった変状や構造的欠陥が発見された場合,対策の必要性やその実施時期の判断を行うことになる.しかし,その判断は過去の経験や実績に基づいた定性的な評価により行われることが多い.今後,財源等が制約されるもとで,効率的に道路トンネルの維持管理を実施するためには,トンネルの変状の発生状況等に関する情報を的確に得る必要があるとともに,その情報から工学的な根拠に基づいて,発生原因をなるべく正確に推定し,適切な対策を実施することが重要である.そのためには,変状の状況を客観的に判断したうえで,トンネルの健全度を定量的に評価できる手法の確立が望まれる.本報では,トンネルに外力が作用する場合に発生する覆工のひび割れに着目し,ひび割れ幅と既存の基準類に基づく判定区分との比較を通じて,健全度の評価法について検討した結果について述べる. |