作成年度 | 2011 年度 |
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論文名 | FDTD法によるSH板波の伝搬シミュレーション |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 日本音響学会講演会 |
誌名 | 日本音響学会講演論文集 |
巻・号・回 | 2011年秋季研究発表会 |
発表年月日 | 2011/09/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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三菱電機(株)情報技術総合研究所 | 木村友則 |
菱電湘南エレクトロニクス(株) | 小池光裕 |
菱電湘南エレクトロニクス(株) | 和高修三 |
橋梁構造研究グループ | 高橋実 |
橋梁構造研究グループ | 村越潤 |
抄録 |
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近年、各種構造物が老朽化してきており、これらの維持管理が重要である。鋼構造物では腐食が大きな問題であり、検査の必要性が高まってきている。目視検査が困難な部位に発生した腐食に対しては、超音波探傷等による非破壊検査が検討されている。超音波による腐食の検査法として、SH 板波を鋼板に伝搬させ、反射波から腐食を判定する方法が考えられる。この検査法を確立するためには、まず鋼板中を伝搬するSH 板波の特性を把握しておくことが重要である。そこで、SH 板波のシミュレーション技術を開発した。本文では、厚さ19mm の鋼板を対象とし、周波数を変化させて、2 次元弾性波FDTD 法を用いて、SH 板波の伝搬シミュレーションを行った。斜角探触子で板波の送受を行い、周波数を変化させて受信信号を求めたところ、解析解に対応した群速度の波が受信された。また受信信号の振幅は、実験結果とほぼ一致した。 |