作成年度 | 2011 年度 |
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論文名 | スラブ(雪崩層)の強度を考慮した積雪安定度の検討 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 雪氷研究大会(2011・長岡) |
誌名 | 雪氷研究大会(2011・長岡)講演要旨集 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2011/09/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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雪崩・地すべり研究センター | 池田慎二 |
森林総研 十日町試験地 | 竹内由香里 |
雪崩・地すべり研究センター | 野呂智之 |
抄録 |
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斜面積雪の安定性評価の手法として、積雪中の弱層による支持力と弱層の上載積雪荷重によってもたらされるせん断応力の関係から求める積雪安定度(SI)が提案されている。しかし、図1に示したように雪崩が発生する際には、弱層におけるせん断破壊のみでなく、スラブ(雪崩層)の上部破断面において引張り破壊、側部破断面においてせん断破壊、下部破断面において圧縮破壊が起こる。このため、本研究では、上部破断面、側部破断面、下部は断面におけるスラブによる支持力を考慮した積雪安定度について検討した。検討の結果斜面の規模にもよるが、積雪の安定性を見積もる上で、スラブの強度は、無視できない要素であることが明らかになった。 |