作成年度 | 2011 年度 |
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論文名 | 地山状況とトンネル工事費の関連性に関する考察 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第46回地盤工学研究発表会 |
誌名 | 第46回地盤工学研究発表会講演概要集 |
巻・号・回 | Vol.46 |
発表年月日 | 2011/07/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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トンネルチーム | 砂金伸治 |
トンネルチーム | 日下敦 |
トンネルチーム | 角湯克典 |
道路技術研究グループ | 真下英人 |
抄録 |
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トンネル工事においては,地質調査結果や現地調査による地盤情報の収集結果に基づき,施工時に想定される問題点への対策を事前に検討した上で工事に着手している.しかし,工事着手後に当初想定の地質と大きく異なる場合や想定以上の大規模な地形・地質上の問題等に遭遇する場合があり,結果として工期や工事費が増加する例が見られる.これは,計画から施工までの各段階における地質条件の不確実性やそれに起因する事業コスト損失の想定に限界がある結果であることも考えられる一方,適切な精度による調査等による対処を事前に行うことにより,ある程度まではそれらに関する問題を回避出来る可能性も残されていると考えられる.そのためには,当初の想定とは異なる事象をリスクとして捉え,その発現に対してなるべく精度良く評価するための手法や,事前に得られる情報等の効果的な利活用方法等を含むマネジメント手法の確立を図ることが望ましい.本報では既存の山岳トンネル工事において,地山の状況や前方探査の実施とトンネル工事費の関連性を考察した結果について報告する. |