作成年度 | 2012 年度 |
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論文名 | 地盤傾斜計による回転運動型地すべりの変形様式推定事例-土肥地すべり,塩の川地すべりでの傾斜速度/変位速度解析- |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 地盤工学ジャーナル |
巻・号・回 | Vol.8 No.1 |
発表年月日 | 2013/03/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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国土交通省大臣官房 | 武士俊也 |
土木研究所土砂管理研究グループ地すべりチーム | 千田容嗣 |
エイト日本技術開発 | 宇都忠和 |
抄録 |
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回転運動が卓越する活発な地すべり地2 箇所で,IT 地盤傾斜計で得られた傾斜速度と,滑落崖に設置した地盤伸縮計等による変位速度と比較解析し,評価を行った。対象フィールドは,幅約40m の土肥地すべりと幅約250m の塩の川地すべりである。地すべり地内での地盤傾斜計の後方回転運動による傾斜速度x(rad/day) と,地すべり頭部に設置した地盤伸縮計ないしは移動杭の変位速度y (m/day)との間には,y=kx の相関関係が得られた。上記の相関関係が地表面での回転運動の半径r2 ’(m)により生じると仮定すると,土肥地すべりではr2’=k=14.6~18.0,塩の川地すべりではr2’=k=35.4~42.2 となる。地すべり形状から推定した回転運動の半径r2 (m)がそれぞれr2=16 前後,r2=36 であり,r2 ’と概ね一致する結果が得られた。回転運動が卓越する地すべりでは,変位速度/傾斜速度の比較解析が,地すべりの変形過程解明に寄与することが示唆された。 |