作成年度 | 2013 年度 |
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論文名 | 仮設防護柵に設置する斜面崩落センサの実証実験の報告 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 地すべり斜面災害の低減技術に関する日韓共同シンポジウム2013 |
誌名 | 地すべり斜面災害の低減技術に関する日韓共同シンポジウム2013 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2013/08/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土木研究所土砂管理研究グループ地すべりチーム | 千田容嗣 |
応用地質株式会社 | 矢部満 |
川崎地質株式会社 | 中田文雄 |
日本工営株式会社 | 稲垣裕 |
株式会社大林組 | 山本彰 |
抄録 |
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仮設防護柵は、山間部での道路拡張工事や災害復旧工事などで本節までの間、安全性を確保するために多く用いられているが、大規模な落石や斜面崩落が発生した場合には仮設防護柵で抑止できないために、これらにう巻き込まれて通行車両が被災する事例もみられる。 大規模な落石や斜面崩落が発生する前には、前兆現象として落石や小崩落が発生することがある。このような現象を検知することにより、大規模斜面崩壊の発生を事前に予測して対応することができれば、道路利用者の危機回避につながるものと考えられる。そこで、土木研究所と応用地質(株)、(株)大林組、川崎地質(株)、日本工営(株)、との共同研究により2009~2011年にかけて、仮設防護柵への設置を想定し、落石時の防護柵の振動を検知する「崩落検知センサ」を開発した((独)土木研究所ほか、2013)。本報告では、検知センサへの現場への適用可能性を確認するために実施した実験結果を報告する。実験では、デジタルバンドパスフィルターの設定範囲の適性や1つのセンサの検知範囲を確認するために予備実験を行った後、現地で落石の検知状況を調査した。 |