作成年度 | 2013 年度 |
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論文名 | 鋼橋におけるメンテナンス技術の動向 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 溶接学会誌 |
巻・号・回 | 第82巻第7号 |
発表年月日 | 2013/10/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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橋梁構造研究グループ | 村越潤 |
橋梁構造研究グループ | 澤田守 |
抄録 |
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鋼橋を対象に、点検・診断、補修補強技術の研究開発に係わるニーズや、取組み状況について紹介する。 目視点検では確認困難な部位として、例えば、鋼床版溶接部の疲労亀裂、コンクリート埋め込み部の鋼材腐食、ケーブル等吊り材の被覆内部や定着部の腐食などが挙げられ、構造全体の安全性に影響を与えるような重要な部位に重大損傷が発生している。このような目視困難な部位を点検するための各種の非破壊検査技術(点検技術)が開発されている。また、鋼橋の耐久性に関して長期間の信頼できる情報は必ずしも得られておらず、各種の劣化損傷に対して様々な臨床研究による知見の蓄積に取組んでいる。また、補修補強技術については、信頼性が高く合理的な工法の開発、対策効果を適切に評価するための検証法、安全性に係わる様々な不確実な要因を考慮した対策の選定手法等の検討を進めていくことが必要と考えられる。 |