作成年度 | 2012 年度 |
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論文名 | 液状化調査における地質学的方法の重要性 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 地盤から見た“東日本大震災”シンポジウム |
誌名 | 地盤から見た“東日本大震災”シンポジウム講演集 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2012/07/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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地質・地盤研究グループ | 稲崎 富士 |
抄録 |
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従来,地盤の液状化判定にはFL法,すなわちN値と細粒分含有率から地盤の液状化強度を推定し,想定される地震の強さとの比をとって液状化抵抗率を求める,という道路橋示方書に定める簡易判定法が用いられてきた.ところでこの地盤の液状化の有無の判定は,噴砂に代表される地表兆候の有無を基準としている.しかし液状化は地中で生起する現象であり,地表兆候と一対一対応するとは限らない.そこでオールコアボーリング試料を地質学的・堆積学的に分析し.液状化層の同定とその地球科学的特性を把握することを試みた.その結果,コア試料の詳細分析および稠密粒度分析によって,液状化層を同定することができ,また堆積学的に液状化層を特徴づけることが可能であることがわかった. |