作成年度 | 2013 年度 |
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論文名 | コンクリートの物性に及ぼす打設時の落下高さの影響に関する検討 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 「コンクリートの施工性能の照査・検査システム」に関するシンポジウム |
誌名 | コンクリートの施工性能の照査・検査システム研究小委員会(341委員会)第2期委員会報告書 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2013/11/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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基礎材料チーム | 勝畑 敏幸 |
基礎材料チーム | 古賀 裕久 |
基礎材料チーム | 渡邊 健治 |
基礎材料チーム | 渡辺 博志 |
抄録 |
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従来、土木構造物にはスランプ8cmのコンクリートが多く用いられてきたが、近年、コンクリート構造物の鋼材量の増加や部材形状が多様化してきており、コンクリートの施工における初期欠陥の発生が懸念されるようになってきたため、構造条件や施工条件に応じてスランプを大きく設定することが望ましいと提案されている。しかし、スランプを大きくすると、配合によっては、粗骨材の分離程度やブリーディング量が増大することが懸念される。これらが施工後の硬化物性に及ぼす影響については、必ずしも明確にはなっていない。そこで、本試験では、スランプやブリーディング特性の異なるコンクリートを練混ぜ、あえて水や粗骨材の分離が生じやすいように、打設時の落下高さを大きくとり、壁状供試体を作製して、種々の試験を行った。その結果、落下高さを大きくした場合、コンクリートの耐凍害性は低下し、その気泡間隔係数が大きくなっていることが認められた。また、水の分離が顕著な配合では、耐凍害性の低下がより顕著に見られた。 |