作成年度 | 2013 年度 |
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論文名 | フィルダムにおける現場透水試験の蒸発散の影響分析 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 第48回地盤工学研究発表会 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2013/07/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水工研究グループ水工構造物チーム | 吉田諭司 |
水工研究グループ水工構造物チーム | 佐々木隆 |
水工研究グループ水工構造物チーム | 佐藤弘行 |
抄録 |
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フィルダムにおける遮水ゾーンの透水性の品質管理は、盛立面での現場透水試験(U-19))により行われている。現場透水試験では安定流量となるまで長時間を要し、さらに屋外での試験であることから気象の影響を受け、しばしば流量安定後に増加する現象がみられる。この現象の要因の一つとして透水試験孔や盛立面からの蒸発散が考えられるが、これまでのフィルダムの品質管理において、蒸発散量を適切に計測し、蒸発散の影響を考慮して透水係数を算出した事例はない。また、現場透水試験データから試験終了時の透水流量を予測する方法を試みた既往の検討においても経時的に透水量が増加する現象により解析精度が低下していたケースがあった。本研究では、現場透水試験と併せて蒸発散量を測定し、現場透水試験における蒸発散の影響を考察した。また、現場透水試験データを用いて、蒸発散を考慮した場合と考慮しない場合で不飽和浸透流解析を実施し現場透水試験の再現を試みた。この結果から、最終的な安定透水流量から算出される透水係数およびその解析精度に与える影響を分析した。 |