国立研究開発法人土木研究所

論文・刊行物検索

利用者の方へ

詳細情報

発表 河川敷切り下げに伴う初期条件の違いが植生変化に及ぼす影響に関する一考察

作成年度 2012 年度
論文名 河川敷切り下げに伴う初期条件の違いが植生変化に及ぼす影響に関する一考察
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第41回環境システム研究論文発表回
誌名 環境システム研究論文
巻・号・回 41
発表年月日 2013/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
独立行政法人土木研究所水環境研究グループ自然共生研究センター大石哲也
独立行政法人土木研究所水環境研究グループ河川生態チーム萱場祐一
抄録
河川中下流域(自然堤防帯)では、流下能力を確保するため河川敷の切り下げが多く行われている。切り下げた地盤面は、当初、裸地の状態であるが、間もなくすると樹林や草本に被われることが多い。本研究では、治水, 環境, 維持管理に係わる樹林域の拡大抑制への一助とするため、切り下げ初期条件の違いが植生変化に及ぼす影響について検討した。屋外での3ヵ年の実験と切り下げ箇所における揖斐川の3時期(H13,19,24)の植生図から分析を行った。その結果、切り上げ面と水位面の高さの関係により、その後の樹木や草本の変化に違いが生じていることが分かった。また、実事業の切り下げ時には、切り下げの高さ、時期の検討の他に、切り下げ箇所に在来の高茎草本を早期に活着させるような工夫により、ヤナギの抑制に繋がる可能性について提案した。
ページの先頭へ

この画面を閉じる

Copyright (C) 2022 Independent Administrative Institution Public Works Research Institute