作成年度 | 2012 年度 |
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論文名 | バーブ工による河床変動特性と流れの多様性について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第41回環境システム研究論文発表会 |
誌名 | 環境システム研究論文 |
巻・号・回 | 41 |
発表年月日 | 2013/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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独立行政法人土木研究所水環境研究グループ自然共生研究センター | 高岡広樹 |
独立行政法人土木研究所水環境研究グループ自然共生研究センター | 原田守啓 |
独立行政法人土木研究所水環境研究グループ自然共生研究センター | 大石哲也 |
独立行政法人土木研究所水環境研究グループ河川生態チーム | 萱場祐一 |
抄録 |
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バーブ工とは、河岸に対し20~30°の角度で上流側に向けて設置される高さの低い水制状の構造物で、河床地形や流れの多様性を創出するために利用されており、河床環境の改善策として注目されている。そこで、本研究では、施工事例を基にバーブ工の適用範囲や構造について検討するとともに、現地調査からバーブ工による河床変動特性を明らかにし、創出される多様な環境について考察する。 バーブ工の機能は、河岸付近の流れを中央部へ変化させ、バーブ工先端部で局所洗掘が生じ、河岸周辺に土砂を堆積させる。バーブ工を設置することで断面内の水深、流速の分布が広範になり、多様な流れ場を創出している。さらに、バーブ工周辺では瀬淵が形成され、設置していない区間よりも魚類の生息場として適した環境となっていることが分かった。 |