作成年度 | 2013 年度 |
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論文名 | 強震記録に基づく軟弱粘性土地盤の非線形増幅特性の分析 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第58回地盤工学シンポジウム |
誌名 | 地盤工学シンポジウム平成25年度論文集 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2013/11/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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地質・地盤研究グループ土質・振動チーム | 谷本俊輔 |
地質・地盤研究グループ土質・振動チーム | 佐々木哲也 |
国土交通省国土政策技術総合研究所危機管理技術研究センター地震防災研究室 | 金子正洋 |
国土交通省国土政策技術総合研究所危機管理技術研究センター地震防災研究室 | 片岡正次郎 |
国土交通省国土政策技術総合研究所危機管理技術研究センター地震防災研究室 | 梶尾辰史 |
抄録 |
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深い基礎の地震時挙動に対しては,上部構造の慣性力と地盤振動変位が強く影響を及ぼすことが知られている。これらの作用を適切に評価するためには,強震時における表層地盤の増幅特性を適切に評価することが重要である。地盤の地震応答解析では,軟弱地盤に強い地震動を入力すると,地盤の非線形化が過度に進み,地中からのSH 波が地表に伝達しにくくなる場合が多いが,強震動による軟弱地盤の挙動を捉えた鉛直アレー記録が少なく,実地盤の地震時挙動との対比による検証が十分になされていないため,そのような解析結果の妥当性が明らかになっていない。このような状況の中,2011 年東北地方太平洋沖地震では,軟弱粘性土地盤で鉛直アレー地震記録が得られた。本報では,この観測記録を対象とした表層地盤の非線形増幅特性の分析を行い,強震記録と室内試験によるG/G0・? 関係を比較するとともに,室内試験で得られたG/G0・? 関係の妥当性を検証した結果を報告する。 |