作成年度 | 2013 年度 |
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論文名 | 濁水の曝露における濃度とタイミングがアユ卵の生残に及ぼす影響 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 陸水学会東海支部会研究発表会 |
誌名 | 陸水学会東海支部会研究発表会 |
巻・号・回 | 16 |
発表年月日 | 2014/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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独立行政法人土木研究所水環境研究グループ自然共生研究センター | 小野田幸生 |
独立行政法人土木研究所水環境研究グループ自然共生研究センター | 森照貴 |
兵庫県立大学自然・環境科学研究所 | 佐川志朗 |
独立行政法人土木研究所水環境研究グループ河川生態チーム | 萱場祐一 |
抄録 |
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ダムによる土砂のせき止めに対する対策として、ダム下流への置き土や土砂バイパスが計画されることがある。これらの対策によって、人為的な濁水が発生することになり、生物への影響を評価する必要がある。 魚類の成魚などでは、化学的に不活性な濁度であれば、相当な濃度まで耐えうることが知られている。さらに、成魚は濁水に対して回避行動をとることが知られており、濁度の影響は比較的小さいと考えられる。一方、魚類の卵では、能動的に移動する事ができないため、濁水による影響が大きいと予想される。 魚類の中でも、アユは漁業有用魚種であり、特に配慮が必要とされる。また、アユはダム下流にも存在するため、ダムからの土砂対策に伴う濁水発生の影響を受けやすい。そのため、どの程度の濃度から負の影響があるのか把握する必要がある。 さらに、濁水に曝されるダイミングによって魚卵の生残率か変わるかについての情報は、濁水を流す際のインパクトを軽減するために必要となる。そのため、本研究では濁水の曝露における濃度とタイミングがアユ卵の生残に及ぼす影響について検証した。 |