作成年度 | 2013 年度 |
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論文名 | 河川コンクリート構造物背面の空洞調査のためのGPR探査の基礎的検討 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 物理探査学会第129回(平成25年度秋季)学術講演会 |
誌名 | 物理探査学会学術講演会講演論文集 |
巻・号・回 | 129 |
発表年月日 | 2013/10/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土木研究所地質・地盤研究グループ | 青池 邦夫 |
応用地質 | 斎藤 秀樹 |
土木研究所地質・地盤研究グループ | 稲崎 富士 |
抄録 |
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現在,国土交通省では老朽化したインフラ対策の一つとして全国の河川管理施設を対象とした総点検を実施中である.また,東日本では3.11の地震により,河川構造物内部に潜在的な損傷が残っている可能性も懸念されている.このため,GPR探査を代表とする非破壊探査による損傷の検出が重要となっている.筆者らは,樋管や護岸ブロック背面の空洞検出を目的としたGPR探査についてフィールド実験や数値計算等により基礎的な検討を行った.護岸ブロック背面の空洞については,4m×20m範囲のGPR探査を実施した. ブロック表面の凹凸を補正した後,空洞の厚さを解析し,面的な空洞厚分布を求めて健全性について評価した.樋管については,水深15cmの条件下での測定について,水槽を作成して実験し,データ取得方法について検討した.これらの結果により,河川構造物維持管理のためにGPR探査が有効であることが示された. |