作成年度 | 2013 年度 |
---|---|
論文名 | GPRによるコンクリート構造物・舗装モデルを用いた基礎的検討 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第24回非開削技術研究発表会 |
誌名 | 非開削技術研究発表会論文集 |
巻・号・回 | 24 |
発表年月日 | 2013/11/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
土木研究所地質・地盤研究グループ | 青池 邦夫 |
土木管理総合試験所 | 垂水 稔 |
応用地質 | 斎藤 秀樹 |
土木研究所地質・地盤研究グループ | 稲崎 富士 |
抄録 |
---|
社会資本の急速な老朽化時代に入り,非破壊検査技術によるインフラの予防保全的な維持管理が重要となっている.特に効率的な探査が可能である地中レーダ(GPR)は広く利用されている.GPRにより検出が可能な損傷,劣化状況,空洞規模を明確にしていくためには,数値計算(FDTD)による理論的な検討方法や,現場での調査事例を蓄積していく方法等があるが,実物スケールの物理モデル(模型)を用いた検討方法がわかりやすい.筆者らは,コンクリート床版,舗装,覆工コンクリートの物理モデルを用いて,GPR の測定解析を行い,GPR によって何が検出できるかを再整理した.使用した GPR 装置は,中心周波数 800MHz のインパルス型レーダである.測定解析の結果,劣化モデルについては,シグナルが微弱であり,劣化の有無の判断が困難であったが,空洞や埋設金属,ジャンカについては,面的な規模をイメージすることができた.また,一部の測線において,信号伝播モデルにより空洞厚の推定を行った結果,平均的な厚さを精度良く推定することができた. |