作成年度 | 2012 年度 |
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論文名 | 山地河川の流量と川幅の関係について -ダム貯水池のデータから- |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 土木学会環境水理部会研究集会2012 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2012/05/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水理チーム | 櫻井寿之 |
水理チーム | 宮脇千晴 |
水理チーム | 箱石憲昭 |
抄録 |
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近年、ダム下流河川の河床環境の変化や海岸侵食などの問題から流砂の連続性を回復させることが求められている。河川環境に与える影響の小さいダム型式として、流水型ダムが注目されているが、流砂及び生態系の連続性を確保するために必要な条件(洪水吐きの形状やその運用方法等)については、必ずしも明確になっていない。とりわけ、洪水吐きの開口幅については、ダムの構造上の観点からは小さい方が望ましいが、河川の連続性の観点からは大きい方が望ましい。合理的な開口幅を設定するためには、ダムサイトの河川の水理量と川幅の特性を知る必要がある。しかしながら、ダムが建設されるような山地河川については、測量データが少ないこともあり、沖積河川と比較して流量と川幅の関係の知見が少ない。そこで、流水型ダムの設計手法を検討するための基礎的な情報として、ダムが建設されるような山地河川における流量と川幅の関係について検討を行った。 |