作成年度 | 2012 年度 |
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論文名 | 潜行吸引式排砂管の現地排砂実験 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 土木学会論文集B1(水工学) |
巻・号・回 | Vol.69, No.4 |
発表年月日 | 2013/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水理チーム | 櫻井寿之 |
水理チーム | 箱石憲昭 |
抄録 |
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ダム貯水池の堆砂対策およびダム下流の流砂環境の保全・改善のために,既存の堆砂対策手法に加えて,より広範囲な貯水池条件に適用可能で,経済的な土砂供給手法が求められている.そこで,筆者らは貯水池の上下流水位差によるエネルギーを活用したフレキシブル管を用いた排砂手法の開発を試みている.これまでの検討により,「潜行吸引式排砂管」と称する装置を提案し,室内実験により,粘着性のない砂を対象に,管径60mm,100mm,200mmの排砂管を用いた実験によって排砂特性を把握してきた1),2),3).排砂管の実用化に向けた知見を得るために,ヒル谷試験堰堤において,2012年7月8日に,管径200mmの排砂管を用いて現地排砂実験を実施した.ヒル谷試験堰堤4)は、京都大学防災研究所流域災害研究センター穂高砂防観測所の施設で、神通川水系蒲田川上流足洗谷流域にあり、流量や流出土砂量を観測するための堰堤である。本稿では,現地排砂実験の結果得られた知見を報告する. |