作成年度 | 2012 年度 |
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論文名 | オールコア試料解析による液状化層の同定と内部不均質構造の把握 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第47回地盤工学研究発表会 |
誌名 | 第47回地盤工学研究発表会講演集 |
巻・号・回 | 47 |
発表年月日 | 2012/06/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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地質・地盤研究グループ | 稲崎 富士 |
抄録 |
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液状化判定法における今一つの重要な問題点は,N値と粒度特性によって地盤の液状化抵抗率を判定していることにある.液状化の調査を含め,地盤調査を目的としたボーリング調査においては,原則的に「ノンコア半ペネ」仕様,すなわち1mごとの掘進の繰り返しにおいて,上部50cmについては予備打ちを含めた標準貫入試験,下部50cmについてはノンコア掘進,という仕様が標準となっている.さらに乱した試料を用いて分析する土質試験は,粒度分析,含水比測定等を含めて30cmの標準貫入試験区間で採取された試料を用いている.この試験・測定過程において試験実施区間は一様と仮定され,試料調整・分取が実施される.しかしこのような3割程度の部分的な試料採取では,液状化発生層の同定自体を困難にする危険性がある.さらに試料の平均化調整は,液状化層が有する特徴的物性を見逃すことにつながりかねない. |