作成年度 | 2015 年度 |
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論文名 | 津波による損傷を受けた既設道路橋線支承の耐力と破壊形態 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 平成27年度全国大会第70回年次学術講演会 |
誌名 | 土木学会第70回年次学術講演会講演概要集 |
巻・号・回 | 70 |
発表年月日 | 2015/09/16 ~ 2015/09/18 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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橋梁構造研究グループ | 森屋圭浩 |
橋梁構造研究グループ | 中尾尚史 |
橋梁構造研究グループ | 星隈順一 |
抄録 |
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2011年東北地方太平洋沖地震により発生した津波の影響により,上部構造が流出した橋があったが,その多くは支承部の損壊を伴っていた.線支承については,支間長の短い既設橋において多く用いられており,今回の津波の影響によって流出した橋においても損傷が確認されている.これまで,線支承の耐力特性としては,下沓部のみを対象とした水平載荷実験や解析等により破壊形態の検討がされた例はあるが,鉛直方向の荷重の影響を受ける場合やアンカーボルトが取り付けられた状態での検討は行われていない.そこで本研究では,津波影響に対する線支承全体としての実際に近い耐力とその破壊形態の特性を検証することを目的とし,下部構造を模したコンクリートブロックに線支承を据付けた状態で,橋軸直角方向ならびに鉛直上向き方向への一軸載荷実験を実施した.さらに,津波により実際に損壊が生じた線支承の破壊形態との比較により,当該支承に生じた作用力の方向について考察を行った. |