作成年度 | 2015 年度 |
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論文名 | 接触面を無塗装とした厚板・多列の高力ボルト摩擦接合継手のすべり耐力試験 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 土木学会論文集A1(構造・地震工学) |
巻・号・回 | Vol.72 |
発表年月日 | 2016/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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橋梁構造研究グループ | 村越潤 |
橋梁構造研究グループ | 石原大作 |
国土交通省中部地方整備局 | 澤田守 |
大阪市立大学大学院工学研究科 | 山口隆司 |
抄録 |
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部材の簡素化,構造の合理化を図った鋼橋の普及により厚板の部材が使用されるようになり,現場継手部にも厚板・多列の高力ボルト摩擦接合継手が適用される場合がある.本検討では,接触面を無塗装とした高力ボルト摩擦接合継手を対象としてすべり耐力試験を行い,母板厚やボルト列数等の構造諸元が,すべり係数に与える影響について検討を行った.母板厚を50,75mmと変化させ,ボルト列数を3,8,12列とした試験体を系統立てて試験した結果,すべり係数は0.4を上回ることを確認した.ただし,ボルト列数の増加に伴い,すべり耐力時の母板と連結板間のずれ挙動が継手内において不均一となること,8列と12列の試験体を比較した場合,母板厚50mm,75mmの場合ともに,すべり係数(平均値)が約3%低下することが確認された. |