作成年度 | 2015 年度 |
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論文名 | オキシデーションディッチ法の脱水汚泥を対象とした中温嫌気性消化特性調査 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 第52回下水道研究発表会講演集 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2015/07/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土木研究所 | 日髙平 |
Public Works Research Institute | 對馬育夫 |
Public Works Research Institute | 津森ジュン |
Public Works Research Institute | 南山瑞彦 |
抄録 |
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従来小規模向け処理法であるオキシデーションディッチ(OD)法から発生する汚泥は嫌気性消化に向かないとされていたのに対して、石川県ではOD法の脱水汚泥を集約する嫌気性消化について事業化の可能性がコストや温室効果ガス排出量削減の観点から示されている。点在する小規模下水処理場から下水汚泥を集約する場合、下水汚泥を脱水して高濃度化することで、処理場間の運搬効率が向上する。本研究では、OD法の脱水汚泥2種類および標準活性汚泥法(高度処理)の脱水汚泥1種類を用いた連続式嫌気性消化実験を行い、その処理特性を調査した。その結果、バイオガス転換率は低く、粘度が高い傾向であるものの、安定した嫌気性消化が可能であることが示された。他のバイオマスとの混合消化により、小規模施設での集約型嫌気性消化が実現しうると考えられた。また、嫌気性消化状況のモニタリングや制御の高度化など新たな維持管理手法を検討するために、反応に関わる微生物群についての遺伝子解析も試みた。 |