作成年度 | 2015 年度 |
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論文名 | 下水の脱水汚泥性状が中温嫌気性消化に及ぼす影響 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 土木学会論文集G(環境) |
巻・号・回 | 71 |
発表年月日 | 2015/11/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土木研究所 | 日髙平 |
土木研究所 | 對馬育夫 |
土木研究所 | 津森ジュン |
土木研究所 | 南山瑞彦 |
抄録 |
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下水汚泥の有効利用方策として脱水汚泥を含む集約型混合嫌気性消化を想定し,設計・操作因子の検討に資する基礎的知見の収集を目的に,異なる下水処理場の各種下水汚泥を対象とした嫌気性消化実験を行った.標準活性汚泥法(循環式硝化脱窒法等の場合も含めて)の混合汚泥および脱水汚泥については0. 4~0. 5NL/ gVS-投入程度の,オキシデーションディッチ法の脱水汚泥については0. 1~0. 2NL/ gVS-投入程度のバイオガス転換率が得られた.投入汚泥の高濃度化で懸念されるアンモニア阻害や撹拌影響に対して,投入汚泥条件から消化汚泥のアンモニア性窒素濃度および粘度を推測する知見を整理した.消化汚泥に含まれる微生物の遺伝子解析を行い,従来の維持管理指標である固形物濃度では区別できない微生物の状況を把握することで,新たな維持管理手法につながる可能性を提示した. |