作成年度 | 2015 年度 |
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論文名 | 下水処理水を直接利用した微細藻類培養特性のモデル化に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 第52回環境工学研究フォーラム |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2015/11/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土木研究所 | 高部祐剛 |
土木研究所 | 日高平 |
土木研究所 | 津森ジュン |
土木研究所 | 南山瑞彦 |
抄録 |
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下水に含まれる窒素・リンを用いた微細藻類培養による下水処理場でのエネルギー生産に注目が集まっている。本研究では、下水処理水を直接利用した藻類培養実験結果を踏まえ、エネルギー生産のための藻類バイオマス (SS)濃度予測を目的とした藻類培養に関する数理モデルの構築を行った。2014年6月から11月までのHRT4日での連続培養実験により、30から258 (中央値: 155) mg/Lの範囲のSS濃度が得られること、また、実験期間を通じて、Scenedesmus科が優占することが明らかとなった。水温、全天日射量および窒素・リン・無機炭素濃度による藻類増殖への影響を考慮したモデルを構築し、培養装置でのSS濃度について、モデルでの計算値と実測値との間で傾き (0.97)が1に近く、高い相関 (R2=0.48)を有する回帰直線が得られたことから、藻類バイオマス濃度予測の観点で、モデルの有用性が示された。 |