国立研究開発法人土木研究所

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発表 寒冷地用塗料マニュアルについて

作成年度 2015 年度
論文名 寒冷地用塗料マニュアルについて
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第38回鉄構塗装技術討論会
誌名 鉄構塗装技術討論会発表予稿集
巻・号・回 38
発表年月日 2015/10/29 ~ 2015/10/30
所属研究室/機関名 著者名(英名)
耐寒材料チーム林田 寛
iMaRRC冨山禎仁
抄録
冬期の低温時に塗装工事を行う場合、変性エポキシ樹脂塗料などの低温用塗料を適用しても、5℃以下での塗装は制限される。このため、以下のような問題が生じていた。①一日の中で適温となる施工可能時間が夏期に比べ短いため、作業効率が低下する。②適温確保のため暖房機などを使用すると、夏期に比べてコスト増となり、CO2排出量も増加する。③上記の問題とも関連し、塗装工事は発注時期が春から夏にかけて集中し、繁忙期と閑散期が極端となる。そこで、これらの問題を解決するため、イソシアネートでの重合反応硬化等により5℃以下の低温領域で硬化が可能となる寒冷地用塗料が開発された。しかし、寒冷地用塗料の施工性や耐久性等の性能に関する検討は十分に行われていなかった。このため、土木研究所では、基盤研究「現場塗装時の外部環境と鋼構造物塗装の耐久性の検討」(平成22~26年度)において、室内促進試験、実環境における暴露試験、施工性試験などを通して、寒冷地用塗料に関する性能を明らかにした。「寒冷地用塗料マニュアル(案)」は、上記の各種試験で得られた研究成果を基に、鋼構造物塗装に関わる技術者(管理者、設計者、施工者など)を対象として、寒冷地用塗料を使用する際の留意事項等を取り纏めたものである。
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